かちけんゆうの回想

乳(BOYS DON'T CRY)

<p>遠い昔、彼女だったSと、彼女の女友達のTさんと、3人で部屋で酒のんでグダーッとしてるときに、Tさんが、「Sと旅行に行ったときに見て思ったけど、Sは意外とおっぱい大きい!」と言い出した。するとSは「そんなことない、そんなことない」と笑っていた。ぼくは、「知らんし・・・」という態度でそれを聞いていたが、次の瞬間、Sがぼくに「そんなことないよねぇ?」と聞いてきた。衝撃があった。</p><p><br></p><p>え!?ぼくがキミの乳の実際を、知っているということを他人に公にするのか!?ひ・・・秘め事だぞ!?</p><p><br></p><p>「さあ・・・今夜ついにその全貌を確かめるのかもしれない・・・」とかなんとかボケて逃げた。Tさんは、「え?もう確かめてるでしょ笑」と笑う。ぼくは、「わからない・・・なにも・・・しらない」とはぐらかす。Sは「嘘ついてる、めっちゃ嘘ついてる」と笑う。</p><p><br></p><p>そりゃあ知ってる。めちゃくちゃすでに知ってたし、その感想もTさんと同意見である。「そうそう、意外とSはおっぱい大きい!」とそこで言うのがベストアンサーで、Sもそう言われたらキャッキャしてただろう。しかし、ぼくは言えなかったんだ。知らないテイでいたかったんだ。・・・ただこうやって思い出してみたが、別に綺麗事へはたどり着けない。きっと大人になりたくない気持ちがまだあっただけだな。少年性を誇示したかっただけだな。夢を見ているふりをしたかっただけだ。コウノトリを信じてるふりをしたかっただけだ。そんな男たちに女の子は現実をつきつける。</p>

かちけんゆうの回想

2022/10/05 07:24

「”わかりやすさ”を構成する要素で、いちばん寄与率が高い要素はなあに?」(意訳)

<p>友達が、「”わかりやすさ”を構成する要素で、いちばん寄与率が高い要素はなあに?」(意訳)と、ツイートしてたのを見て、「まあ俺にはわからんな」と2秒考えたあと、トライしてみることにした。</p><p><br></p><p>いったん、「犬と猫が自分を好いてるかどうかのわかりやすさは、犬のほうがわかりやすい。口角も上がっているように見えるし、しっぽもふってくれるからだ。猫は最後までよくわからない。死ぬときも姿を消すという…」という展開で押し切ろうとしたが、得意の冗長な文章にできなさそうなので踵を返す。</p><p><br></p><p>なんかでっち上げられないかなぁ…。</p><p><br></p><p>そういえば去年から水道橋博士の配信を楽しむようになってよく観ているのだけど、そうしたら色々あって水道橋博士が参院選に出馬することなった。水道橋博士は毎日配信しているので、今も政治の勉強をハイスピードで行っているのがリアルタイムでわかるのだが、政策の是非はどうであれ、面白いことを言っていた。</p><p><br></p><p>「政策を考え、発表し、支持を得るというのは、芸人で言うなら"あるあるネタ"を出してウケるかどうかに近い」と。つまり、「ああ!それわかる!」「私もそんなような事を考えていた」「そう言いたかった」と思わせられるかどうか。勝手に補足すると「そんなような事を考えていた」「そう言いたかった」というぐらいの塩梅が重要で、あまりにもわかりやすすぎると、「そんなの誰でも知ってるよ」とウケない。それはネタとしてベタすぎるということだ。誰もがよくわからないネタはシュールすぎる。ベタすぎてもシュールすぎてもスベる。</p><p><br></p><p>"あるあるネタ"というのは、芸事の中で過小評価されがちだという印象があるが、その実、ビートたけしの"赤信号 みんなで渡れば 怖くない"にしたって、"コマネチ"にしたって、なぜウケたかと言えば、「あるある」と思わせたからだと思う。友だち同士で「車来ないしいいよね」と赤信号を渡ったことはあるだろうし、当時コマネチ選手を見て、そのハイレグカットに多くの人が気を取られたのだろう。</p><p><br></p><p>芸事の中のもう1人の王、松本人志にしたってそうである。"トカゲのおっさん"はなぜウケたのか。それは、トカゲだったからではなく、おっさんのありがちな哀しさ(孤独、疎外、性欲etc)がいくつも描かれていたからだ。</p><p><br></p><p>と、ここまで書いてすでに、 <a href="https://twitter.com/totutohoku/status/1537423531142955008" target="_blank">https://twitter.com/totutohoku/status/1537423531142955008</a> と言っているリプライを発見し、友達もそれを優勝とし、「うん、それや!ワイが言うことはもうないやで!!」と感じたが、どうにか更に踏み込んで優勝を奪取できないかと考える。そしてその部分を有料にし、大金を手にしたいと思う。</p><p><br></p><p>あるあるネタ…『その人にとっての身近な問題』…ベタ…シュール…なんか出せ…俺…国士舘大学文学部卒の俺…でっち上げろ…でっち上げて金主からまきあげろ…。実は再開してしまっている喫煙、2本をフィルターまで吸いきり、</p><p><br></p><h1>なんにも出なかったんだなこれが。「わかりやすさに一番寄与するのは”あるある度”です!きょ…共感できる度です!!」というFランクなアンサーしか。だからこの記事は全文無料なのだ。</h1><p><br></p><p>そんな、負けは負けと認めるぼくが、胸をはって300円で有料にしている記事がある。これは信頼性が高い。それがこちら↓</p><p><a href="https://vivle.jp/user_articles/57" target="_blank">57</a></p><p>完</p>

かちけんゆうの回想

2022/06/17 09:33

「マザー2のツーソンの曲とビートルズのyesterdayのオーラが似ているのなぜ?」(意訳)

<p>友達から急に「マザー2のツーソンの曲とビートルズのyesterdayのオーラが似ているのなぜ?」(意訳)というすっとんきょうな質問が届いた。「知らねえよ」と2秒考えたあと、分析してみることにした。</p> <p><br></p> <p>まず詳しく聴いてみる前の思いを書くが、基本的にマザー2の曲には洋楽パロディがふんだんにつかわれており、あきらかなビートルズからのオマージュもあるので、ツーソンも似ているというか寄せているところはあるかもしれない。ただ、ツーソンとyesterdayという言説は聴いたことはないし、思ったこともない。</p> <p><br></p> <p>では分析しながら聴いて書いていく。</p> <p><br></p> <p>そう思うといきなりイントロのリズムと音色が似ていると思う。チャチャチャチャと基本的な和音を繰り返すだけだが、似ているは似ている。またyesterdayはポールの弾き語りという感じでほかは途中から入るストリングス以外ほぼ主張がなく、ツーソンも主旋律以外の主張はほぼない。そういった朴訥とした構成も似ている。マザー2はサイケデリックなガチャガチャした音楽も多く、ビートルズもロックバンドである中で、この2曲は両者にとっての存在意義も近いかもしれない。</p> <p><br></p> <p>コード進行も似てるとは言える箇所はおおく、例えばツーソンの58秒あたりは、そのままyesterdayのoh I believe…と歌えそうである。</p> <p><br></p> <p>テンションが上がってきたので、ここから質問の意図をあえて無視しながらも詳しく書く。問いかけたキミが悪い。</p> <p><br></p>

かちけんゆうの回想

2022/06/14 09:26

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